社員インタビュー -診断部4-

社員インタビュー画像(佐藤光喜さん)

診断の現場から

SQAT® Security Report 2022年 秋冬号より

セキュリティサービス本部 第1診断部
佐藤 光喜


新卒採用でBBSecに入社して

編集部:自己紹介をお願いします。

佐藤:今年秋田大学の大学院を卒業し、BBSecに入社した佐藤光喜です。
大学時代は人間情報工学を専門としていました。人間情報工学というのは、人と情報通信技術のかかわりを研究していく学問です。例えば、指にマーカーをつけて作業時の力加減を計測して、適切な力加減でロボットハンドを動かすことに役立てるというような活用がされています。私自身は、手術の訓練シミュレーターの制作に取り組んでいて、人間とデバイスの間を取り持って、どうやったら人間にとってわかりやすく情報を提示できるのか、といったことを研究していました。

編集部員:BBSecに入社するきっかけはどのようなものでしたか?

佐藤: 元々就職は地元の秋田県内で考えていたのですが、大学の授業で知っていたBBSecが、地元の就職説明会に来ているのを目にして、東京から秋田に進出するIT企業という点に魅力を感じて志望しました。

編集部:今はどのようなお仕事をされていますか?

佐藤: 私は脆弱性診断については入社してから学習を始めましたので、現在は就業時間が2つに分かれていて、午前中の学習に充てる時間と、午後の脆弱性診断のOJTの時間というような感じです。学習時間ではeラーニングや、参考書を使ったハンズオンでの学習を行っています。脆弱性診断業務では、先輩が担当している案件のファジング※や、診断前後の連絡メールの作成、お客様に提出する計画書の作成などを行っています。他にはAWSの学習にも力を入れており、イベントへも積極的に参加しています。
※ファジング…情報を送信するときに、不正な文字列を入れ込み、ウェブサイトから不要な情報が出てこないか、そのことにより利用者の情報を盗んだり、利用者になりすましたりできないかといったことを見る、診断の工程。

6月に3日間に渡って行われた新卒向けのAWSのイベントに参加し、他の会社の新卒エンジニアと一緒に、与えられたサービスについてのアーキテクチャを検討したり、実際にAWSの使い方をハンズオンで学んだりしました。現在はAWS関連の資格取得に向けて勉強も進めています。

BBSecで実際に働いて感じたこと

編集部:新人教育はどうですか?

佐藤:新卒ということで、上司や先輩たちに様々な部分で手厚くサポートしてもらっているなと感じています。入社する前にイメージしていたよりも、ずっとしっかり学習の機会を用意してもらっています。私は秋田出身の東北セキュリティ診断センターの新卒1号生なので、今後の後輩たちのためにも、しっかりと学んで実績を作っていきたいと思います。

編集部:実際に入社してみて、どのようなことを感じましたか?

佐藤:勉強熱心な方がとても多いと感じました。また、そうした方から、知識や技術、ノウハウについて共有される機会がきちん整備されているのはありがたいです。特に、毎週技術者同士で集まって開かれているシグネチャ会では、課題の共有や疑問の解消ができますし、とても素晴らしい取り組みだと思いました。

他にも、新宿本社や各拠点とのやりとり、リモートワークのやりとりも密に行われていて、チャットツールを使って連携して仕事を進めることも、進歩的だと感じました。

東北セキュリティ診断センターについて

編集部:東北セキュリティ診断センターはどうですか?

佐藤:できたばかりの綺麗なオフィスです。中は窓が大きくて開放感があって、執務室と、イベントで使うスペースに分かれた構造になっています。インターンで利用するスペースは、バーカウンターのようなテーブルがあったり、本棚がおいてあったりして、学生が利用しやすいように配慮されています。立地も秋田駅前にほど近い場所にあって、通勤しやすいです。

今後の展望について

編集部:今後やってみたい業務や、参加してみたい取り組みといった、将来の展望についてお聞かせください。

佐藤:今後はスマートフォンアプリ診断やIoT機器の診断もやってみたいと考えています。日々学習するうえで、選択肢がどんどん増えているなと感じているので、今後もどんどんやりたいことが増えていくと思っています。また、地元秋田の案件や、東北のみならず北海道まで診断を行ってみたいと思っています。地元に貢献したいという気持ちがあり、そのためにも地元密着型でセキュリティ意識を高めていけるよう頑張りたいです。


佐藤 光喜(さとうこうき)
秋田大学大学院卒業後、2022年にBBSecに入社。誠実で勤勉な人柄で、周囲からの信用も高い。趣味はリズムダンスゲームと、銭湯に行くこと。近々車を購入する予定で、その車で銭湯めぐりをするのが楽しみ。秋田の好きなところはご飯や日本酒がおいしいところ。