社員インタビュー -診断部5-

社員インタビュー画像(木下祐希さん)

診断の現場から

SQAT® Security Report 2023年 春夏号より

セキュリティサービス本部 第2診断部 支援課
木下 祐希


BBSecへの転職契機や働いてみて感じたこと

編集部:まず、BBSecに入社したいと思ったきっかけを聞かせていただけますか?

木下:BBSecに入社する前、フリーランスの常駐派遣のような形で、あるセキュリティベンダで3年ほど働いていました。そこでは雇用形態からなのか、本当に一部の診断業務しか任せてもらえず、なかなか深くプロジェクトに関われていませんでした。

業務をとおして自身が成長できる機会を逸しているように思うようになり、正社員としてならもっと業務をとおしての成長ができるのではないか、というのと、思い切って環境も変えてみようと思い立ったのが転職のきっかけです。転職活動がうまくいって、2019年5月にBBSecへ入社しました。

編集部員:以前働いていたセキュリティベンダでは、任される業務の範囲が狭いことにストレスを感じていたのですね。BBSecで働いてみて、そのストレスは解消されましたか。

木下:はい。まず、プロジェクトに深く関わることができるようになりました。
私は、BBSecに入社して診断業務がメインの部署に配属されました。前のセキュリティベンダの時も同じく診断業務がメインの部署でしたが、前は任せてもらえなかったお客様対応やプロジェクトのスケジュール進行を、BBSecでは任せてもらえるようになり、自分の裁量が広がった実感や、成長できている実感がわきましたね。

診断業務についてもBBSecの方が診断すべき内容に明確な基準があり、マニュアルやフローもしっかりしている印象を受けました。基準が明確なので、診断結果をお客様に報告する内容が偏ることもありませんよね。もちろん基準以上のことをしてはいけない、ということではありません。基準以上の品質を目指す指針にもなるので、建設的とも思います。新人教育についてもしっかりと受けさせてもらえましたね。

現在の業務内容について

編集部:木下さんは診断業務がメインだった時期を経て、異動があり、現在は営業支援を主になさっていますよね。どんな業務をしているのですか。

木下:そうですね。現在はセキュリティサービス本部 第2診断部 支援課という部署に所属しています。セキュリティサービス本部の商材を、Webマーケティング等をとおして既存のお客様に、よりお買い求めいただくための営業活動の支援や、新規のお客様獲得を目的とした営業活動の支援が主な業務内容です。

私の業務は、というと、セキュリティサービス本部で持つブランドサイトの「SQAT®.jp」の運営や新規企画、WebにUPする記事の技術的な側面の査読、販促支援ツールの作成、営業同行、脆弱性診断後の報告会でのお客様への発表や、プロジェクトマネージャー、新規サービス企画、ウェビナー/セミナー講師等です。こうして挙げてみると何をしている人なのかわかりづらい(笑)。

編集部:幅広いですね(笑)。業務を行う上で、心掛けていることは?

木下:それぞれやるべきことだったり求められていることだったりが違いますからね・・・。まず心掛けているのは、注意するポイントや視点の切り替えでしょうか。例えば、先ほどお話しした中でいうと、「WebにUPする記事の技術的な側面の査読」の締切と、「新規サービス企画」の資料チェックの締切が被り、連続もしくは並行して作業することになったとします。ひとつ終えた後、もしくはひと段落して次、となった時には頭を切り替えないといけません。技術的な側面の査読と新規サービス企画の資料チェックとでは、「誤記をしていないか、正確な言い回しになっているか」と「クリエイティブな発想とそのアウトプットができているか」という具合に、要所が違いますよね。

他には、セキュリティに詳しくない方にも伝わるようにすることを心掛けています。ウェビナーや報告会、営業同行といったお客様と接するような業務では、どうしてもITセキュリティのお話をするうえで英語や専門用語を使うことを避けられない場面が多いのですが、それを極力日本語で、かつ詳しくない方にわかるようにかみ砕いて説明するようにしています。ウェビナーでは、お客様のアンケート結果の中の理解度に関する事項で高評価をもらえると、特に嬉しく思います。自分の専門性を発揮し、理解していただけた実感があり、やりがいも感じます。

編集部:少し前まで診断業務がメインだった木下さんの専門性が活かされていますよね。対外的な場面で専門的な知識が直接アウトプットされている、というのは素晴らしいことですね。お話を伺っていて思ったのですが、もしかして何かお客様と深く関わるようなお仕事の経験もあるのですか?

木下:バーテンダーのアルバイト経験や、通信機器の商社での営業をしていたことも過去にはありましたね。

編集部:なるほど。それはフリーランスの頃に深くプロジェクトに関われないことにストレスを感じていた、というのに繋がってきますか。また、対外的に人と接するような業務に携わりたいという気持ちも根底にあった、と。

木下:そういうことにもなりますかね。先ほどのお話のとおり、念願かなって、診断業務上でのお客様対応等を任せてもらえるようになったので、充実していました。しかし業務をしていくうちに、さらにサービス企画などでもお客様と接点を持ってみたい、とも思うようになりました。

本部長に時折、「もし機会があれば、専門知識を持ちつつ、サービス企画などでもお客様とコミュニケーションをとりたいですし、営業活動のサポートもしてみたいです」というような相談をさせていただいていたところ、覚えていてくださって、ちょうどいい機会も重なったことで今の課に異動することになりました。本部長は数多い診断員の個性を把握なさっているのだなという風に思います。

今後の展望

編集部:最後に、今後の抱負についてお聞かせください。

木下:先ほど、私が所属している課での主な業務内容のあたりでお話ししたうち、特に「SQAT®.jp」の運営やウェビナーといったWebマーケティングで、新規顧客向けの施策に力を入れていきたいです。お客様の流入数を増やして、さらにはリードと売上を増やしていって会社に貢献してきたい。

課のメンバー、営業担当、診断担当、広報担当、監査担当など、さまざまな部署の方々と協力し、成長して、ゆくゆくは課を束ねられるような人材になりたいと考えております。


木下 祐希(きのした ゆうき)
趣味はバーにお酒を飲みに行くこと。伊勢丹メンズ館によく出没するらしい。 PC周りのデバイスが好き。
国内問わず幽霊ものやゾンビもののホラー映画が好き。銃器などでゾンビを倒して平和を取り戻すようなビデオゲームも好き。


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